ホームステイ滞在先の学生と会うときは本当にドキドキしました。相手は上海大学英語学科の学生。みんな日本語学科の学生が相手なのになぜか私だけ相手が英語学科。彼女は第二外国語で日本語を選択しているが、レベルは単語をなんとか並べられる程度。当時私の中国語のレベルはまだ初級。言いたいことを相手に知ってもらうのにはかなり苦労したが、コミュニケーションの上で大きな問題はなかった。
まずは一緒に香港名店街のゲーセンに行った。なかなかのやり手である。その後「私の日本語学科の友達が会いたいと言っている」と言うのでその彼女にも来てもらった。ものすごく日本語が上手だ。3人で夜ゴハンを食べて、いよいよホームステイ先の家に行くことになった。
「緊張」の一言につきる。ホームステイに申し込んだときは特に何も感じずに「おもしろそう」という気持ちだけで申し込んだのだが、いざ家に行くとなるとかなりの緊張感である。
家に着いた。とりあえず自己紹介をした。まだ中国語をあまりわかっていなかった私は日本人が使いがちの「請多多関照。」と言った。なんだか変な顔をされた。後になってこの言葉がどれだけ「遠慮がち」な言葉かってことを知った。
その上海大学の学生は普通語の発音はとてもきれいだが、家の人はかなりなまっている。初めて上海人と接した私は、この家のお母さんが料理を前にして「ci
ba」と言ったのだが何を言ってるのかわからなかった。標準的な普通語だったら「chi ba」である。意味は「食べなさいよ」だ。何を言ってるのか聞き取れずぽかーんとしてたら学生の彼女がきれいな普通語で言い直してくれた。
夜は2時くらいまで彼女とずっとおしゃべりをした。かなりの日本通である。どのタレントがどのタレントと付き合ってるのかなどまでちゃんと把握している。本当にびっくりさせられた。しかもわざわざ日本のドラマのビデオまで用意してくれた。初めて中国に来て初めてこんなに中国語で会話して、次の日はもう日本語より中国語が先に飛び出してきた。
緊張だらけだったけどいい思い出になった。 |